日本とドイツ間の特許審査ハイウェイの試行継続

日本国特許庁とドイツ特許商標庁(DPMA)は、2008年3月25日より4年間試行されている日独間の特許審査ハイウェイ(PPH)を、さらに2014年3月24日まで2年間延長することを決定した。このプログラムは両国の特許庁での審査結果を互いに利用し合うことで効率的な特許審査手続きを可能にする。

近年、企業等がグローバルに活動するようになり、同一内容の発明を世界各国の複数の国に出願する特許出願件数が急増したことで、審査待ち期間が長期化し、各国特許庁における作業負担の軽減が大きな課題となっている。そこで、第1国の特許庁で特許可能と判断された出願について、その審査結果を活用することにより、第2国の特許庁において簡易な手続きで早期審査を受けることができるようにするシステム、PPHの取り組みが、各国で進められている。

日本国特許庁とドイツ特許商標庁は、2008年3月25日より2年間の予定で、PPHの試行を実施してきたが、2010年に期間延長と対象案件の拡大を行った。試行開始時には、相手国出願に基づき、パリ条約上の優先権を主張する出願(PCT出願の国内移行出願を含む)のみが対象であったが、優先権主張を伴わないPCT出願(ダイレクトPCT出願)の国内移行出願も対象に含まれることとなった。

なお、PPHの早期審査を申請する時に、PPHの要件が満たされない場合には、通常通り審査される。

 

(参考)

ドイツ特許商標庁

http://www.dpma.de/

日本特許庁

http://www.jpo.go.jp/torikumi/t_torikumi/japan_germany_highway.htm